2003年9月20日(土)

 ルー・リード@新宿厚生年金会館。もうあちこちで報告されているが、素晴らしいとしか言いようのないライヴだった。御大は珍しく上機嫌で、冒頭からいきなりジョークをとばしまくって、以前の身じろぎもできない張り詰めた緊張感とはちがうリラックス・ムードだった。だが終始ゆるむことなく、卓抜した表現力と説得力でぐいぐい引っ張っていく。「サンデイ・モーニング」ではマジに涙が出た。正直に告白すると、この人のヴォーカルを初めて「うまい」と思った。いろいろ思うことはいっぱいいっぱいあったが、こうやって文章にしようと思うとうまいこと言語化できないのが、文筆業者としてもどかしく、情けない。会場の古臭さや照明など設備の貧弱さはハンデかと思ったが、むしろこの生ける伝説のような人にはふさわしかったかもしれない。次はニール・ヤングですか。いやはや楽しみ。