2003年9月1日(月)

 ミッシェルガン・エレファントの解散。正式発表はこの日で、所属のレコード会社からこの日の午前中配達指定の宅急便で、解散声明文(公式サイトに掲げられたものと同じ)が送られてくるという念の入れよう。もっともファンクラブの会報?でその2〜3日前にファンの間では知るところになり、ネット関係で情報流出してたみたいだ。メンバーやスタッフに話を聞いたわけではないので、解散に関する詳しい事情はぼくもそれ以上知らない。6月にチバに取材したときはもちろん、先日のエゾ・ロックでマネージャーやメンバーと会ったときもそんな様子は見られなかったけど、たぶんそういう話はしばらく前から持ち上がっていたのだろう、と思えるフシは、じつはいくつかある。ここでは書けない事情もあるが、まさかと思えたウエノの別バンド結成も、そのひとつだ。いまにして思えばバンドの結束や求心力が弱まっていた証だったのだろう。

 活動休止なんて曖昧な形ではなく解散にしたのは潔いし、もう今のメンバーでやれることはやり尽くしたという実感のあらわれだろう。思えば一昨年の秋のツアー最終日の幕張メッセ公演の尋常でないテンションは、もうこれで解散しても悔いることはない、というメンバーの気持ちのあらわれと受け取れたし、その後のチバのロッソなんかも、あきらかに「ポスト・ミッシェル」をにらんだ活動と思えた。だから昨年秋になってまたミッシェルとして活動し始めたのは、少し意外というか拍子抜けな感じがしたことも確かである。あれほど壮絶なライヴで燃え尽きた(ように見える)バンドに、それ以上やることが残っているのか、と。しかしライヴも、その後に出た2枚のアルバムも出来は良かったから、しばらくはこのまま行くのかな、と思っていた矢先に解散である。もちろん最終的な決定はチバの決断だったのだろう。チバの作風や指向するものが変わりつつあり、ミッシェルという形態ではそれに対応しきれないということかもしれない。

 もう1枚シングルを出し、ラスト・ツアーもあるようだから、もしかしたら取材する機会もあるかもしれない。が、正直な話メンバーの言葉を待つまでもない、という気もする。バンドはいつか解散する。だが長年取材という形で身近で見守り続けてきたバンドがいなくなるのはやはり寂しい。ともあれ、長い間お疲れさまでした。