2003年8月20日(水)

 本屋を覗くと、クロスビートのフジ&サマソニ特集号や、ロッキンオンのフジ&サマソニ増刊号があったので、パラパラと立ち読み。ざっとページを繰った限りでは、どっちもフィールド・オブ・ヘヴンやオレンジ・コートのライヴにはほとんど触れられておらず、いわば「なかった」ことにされてる状態だ。まぁ編集部の人員の関係でそこまでカヴァーする余裕がなかったんだろうけど、だったら外注でもなんでもすればいい。ある意味でフジロックのもっともフジロック的な部分はヘヴンやオレンジにあるわけで(これはフジをよく知ってる人なら、同意してもらえると思う)、そこにまったく触れられてないというのはいかがなものか。もちろんミュージックマガジンでぼくがやったみたいにたった一人でリポートすると抜け落ちる部分が多すぎるし偏りすぎるから、それはそれで問題かもしれないが、個人の責任と名前で、個人の視点から書くリポートと、クロスビートなりロッキンオンなりの編集部の責任でやるリポートでは、求められるものも異なるはずだ。

 各アーティストの評文なども、どうみてもそのアーティストのライヴを一回も見たことのなさそう人が、いかにも知ったかぶりで以前と比較するような文を書いていたりして(ロッキンオンのROVO評なんて、ぼくにはそう読めた。誤解かもしれませんが)、これも問題あり。ホワイトステージならホワイトステージのアーティストは何が何でも全部紹介しなきゃと、知識も愛情もない人が無理矢理リポートするんじゃなく、編集部で誰も詳しい人や好きな人がいなかったら無理に取り上げず、そのぶんヘヴンやオレンジの注目アーティストをピックアップすればいいだけのこと。いずれにしろ(サマソニは別として)フジは、そこらのいち音楽誌編集部のキャパシティでは収まりきれないスケールとなっているということなんだろう。

→その後再度本屋で確認したら、ロッキンオンのほうはサンラとかペインキラーとかボブログ3世とか、申し訳程度に載ってましたね。でも上の文章を訂正する必要は全然感じない。だって、ROVOのライヴ評で、いま日本でもっとも売れっ子の辣腕ドラマー芳垣安洋の名を堂々と間違えてて表記してるぐらいだから。