2003年8月2日(土)

 ようやく梅雨が明け、夏らしい暑さのなか、サマーソニック・フェスティヴァルへ。夏は暑いほうがいいに決まってる、なんて言ってはみたものの、いざそうなってみると萎えますな。クルマで1時ぐらいに到着、リストバンドの交換だなんだでウダウダしていたらもう2時。それだけでぐったり疲れているのに気づく。フジロックなんて、あんなに起伏の多い、ぬかるんだ道を一日中歩き回ってもさほど疲れなかったのに、なぜだろう。自然の中、コンクリートの照り返しの中というちがいか。精神的な影響も大きいはずで、鉄とコンクリートに囲まれて過ごすのは生き物の生理に反するということだろう。屋外の暑さと、冷房の効いたインドア・ステージの温度差も、カラダにいいわけけない。でもフジに比べると圧倒的に若い客層は、さすがに元気いっぱいだ。
 そんなわけで、あちこち歩き回る気にもなれず、ひとつのバンドをじっくり見る集中力もわかず。ポリシックスやキルズを見るが散漫な印象しか残っていない。ジョン・スペンサーのころにはビールの酔いも手伝って猛烈な眠気が襲ってくる。気を取り直してインドア・ステージに行ったら石野卓球に出くわし、そのまま彼のチームに合流して、一服してディーヴォを見に行く。夏休みの小学生のような格好の砂原良徳もやってきた。ディーヴォの出る小さいほうの屋内ステージは半分以下の入りで、なんでこんなに人気ないのかと思うが、ディーヴォだけのために大のオトナは1万円以上お金を払ってこんな遠くまで見に来ないということか。オトナの客を呼びたいという主催者の狙いはわかるが、それなら翌日に予定されているブロンディやドアーズとあわせて一日にまとめるなり、しないとね。
 肝心の演奏は、もう最高。むかしと寸分たがわぬ音楽性なのに、バリバリの現役感覚。声は以前とまったく変わらずよく出ているし、演奏、とくにリズムのタイトさには驚かされた。その揺るぎなさは、まさに唯一無二、代替のきかない個性だ。ただのノスタルジーじゃなく、一線でやり続けてきた者だけが出せる音。素晴らしかったです。石野などノリノリで踊りまくっていたし、まりんも満足そう。終わって大きいほうのインドア・ステージに戻り、ビールなどを飲みながらウダウダと話をするが、翌日もあるのでお先に退散。同行した友人ふたりとともに、近くのホテルへ。道が混んでいて意外に時間がかかり、着いたときにはぐったり。さっそく近くの居酒屋に繰り出すが、みな疲れきっていてピッチは一向にあがらず。1時過ぎにはホテルに帰って泥のように眠る。