2003年7月10日(木)

 雨の中、代々木公園近くの喫茶店でアジアン・カンフー・ジェネレーション(アルファベットの発音通りならエイジアンだが、のっぺりした”アジアン”という読みが、いかにも日本ぽい)の取材。横浜出身、キューン・レコード所属の新人で、この春デビューしたばかり。彼らのデビュー・ミニ・アルバムをライター講座の課題として使わせてもらったこともあり、心して取材に挑む。ほぼすべての曲を作るヴォーカルの後藤は頭脳明晰、きわめて歯切れ良く明快に自己の考えを述べる。エネルギッシュなギター・サウンドと、ある種の繊細さと弱さをたたえた歌詞の対比が個性となっているバンドだが、えらく力強く確信に満ちた口調で「自分の弱さを認めないと、人の痛みとかもわかんないんです」と言い切るあたりがおもしろい。いい意味で自己主張が強く生意気。将来はなかなかの論客に育ちそうだ。メガネをかけたインテリ風な外見はくるりの岸田によく似ていて、年も同じだそう。