2003年2月20日(木)

 ROVO with 広瀬淳二@NHKライブビート。ラジオの公録だというのに、VJまで入る気合いのはいったライヴ。前半はいつも通りのROVOだったが、後半、最初期の、まだ太陽の塔と名乗っていたころに在籍していたという広瀬淳二tsが加わってのセッションが圧倒的だった。ROVOは基本的に光に向かって上り詰めていくようなアッパーで陽性なノリだけど、対照的に広瀬のプレイはダークで禍々しい波動を放っていて、両者がもつれあい、からみあい、光と闇が交錯しながら錐もみするようにディープでドープな音海にズブズブとはまりこんでいくのが、めちゃくちゃスリリングだったのである。レギュラーのROVOのすべてが一体となって上がっていくエネルギーも素晴らしいが、ひとつ新しい異分子が放り込まれることで巻きおこる化学反応は、聴き手の予測をはるかにうわまわる爆発力をもっていたと思う。マンネリとか予定調和とは全然思わないけど、このところROVOのライヴの方向性はずっと同じだったから、今回はすごく新鮮で刺激的だった。メンバーにとっても、同様じゃないかと思う。