12月3日(水)

 もう12月だ! 1年はほんとにはやいねえ。ことに今年は夏以降公私ともにいろんなことがありすぎて、ほんとに飛ぶように過ぎていった感じ。忙しかったわりに全然お金は入ってこなかったので、まさにビンボーヒマなしだが、来年の夏前ぐらいまでは同じような状況が続きそうで、ちょっとげんなりしている。

 午前中は近所の保健センターで毎年恒例の胃ガンと大腸ガンの検査。それから近所のかかりつけの医者で、もろもろの健康診断。一応この日のために2日間酒抜きで挑んだので、数値は多少改善しているのではと期待しているのだが、友人から「それはふだんのお前の姿ではないから、そんなことででっちあげた数値に意味はない」と言われた。そりゃリクツかもしれんが、気休めでもなんでも、数値が良くなったという事実が欲しいのだよ。それに酒を抜けばいつでもこの数値になるという安心感もあるしね。このトシになるといろいろあるんです、若者にはわからないことが。2日間の酒抜きは思ったほど辛くなかったので、これを気に断酒でもすればいいのだが、検査が終わるとあっさり元の木阿弥になってしまうのが我ながら情けない。

 午後は市ヶ谷の某誌編集部で打ち合わせ……のはずが、なぜか撮影スタジオに連れていかれ、ポートレイトを撮られるはめになる。オーディオ関係の記事を書くことになり、筆者近影が欲しいということらしい。なぜかオーディオ界というのは書き手の写真を麗々しく載せる習慣があるのだが(オーディオ雑誌には、ほぼ例外なく記事を書いているオーディオ評論家のおっさんの写真が載っている)、誰もオレなんかの写真を見ても喜ばないと思うんだけど。

 一旦帰宅してからライター講座。終了後の宴席で、受講生同士が「メロスピがどうの……」と話している。メロスピ? メロスピって何だ? ごく当たり前の共通符丁として彼らは話しているのだが、オレにはなんのことやらさっぱりわからず。恥を忍んで意味を聞く。その場では「ふーん」と思って終わりだったのだが、帰りの電車の中で、意味と語感のギャップが無性におかしくなり、笑いが止まらなくなる。あまりにおかしいのでその場で、携帯メールのアドレスを知ってる人に片っ端から意味を問うメールを出してしまった。いや、酔っていたとはいえ、深夜に大変失礼しました>みなさま。ちなみに意味を知っていたのはひとりだけ。「その筋」ではごく当たり前の一般名詞として使われてるようだけど、たぶんこのサイトを見ているような人は大半がなじみのないコトバだろう。ある人からは「エロメールの一種ですか?」と言われたが、全然ちがいます。いや、世の中にはいろんなコトバがあるもんだ。ちなみに音楽用語。意味を知りたい人は、グーグルかなんかで適当に検索すると出てきます。

 あ、29日の日記で書いた「ある人」に関する噂話ですが、あれ、まったくのデマでした。知人から聞いた話だったんだけど、あとで確認したら「そんなことを言った覚えはない」と言われてしまった。おかしいなあ。確かに聞いたんだけどなあ。なんか「羅生門」みたいな成り行きに首をひねりながら、結果としてデタラメを書いてしまったことをお詫びします。ややこしいので、当該の部分も削除しました。