2003年11月10日(月)

 恵比寿ガーデンホール楽屋で、エコー&ザ・バニーメンのイアン・マカロックの取材。以前一回だけ取材したことがあるが、そのときは例によって泥酔状態で、人の話は全然聞かないわ、通訳さんにセクハラしまくるわで大変だったが、さすがにライヴの当日、リハーサル前はシラフだった(ちなみに通訳は、最初のときと同じ人)。とにかくよく喋る人で、通訳がこちらに返している間も、おかまいなし。適当に相づちを打っていれば2時間でも3時間でも喋り続けていそう。まあ悪い人ではなさそうだ。イギリス人には珍しく素直だし。なんか子供がそのまま大きくなったようなやんちゃな可愛らしさがある人で、女子人気の高さはカオだけではないと思う。ちなみにかってのバンド仲間ジュリアン・コープのことは、いまでも大嫌いみたいです。

 そして夜は、そのエコー&ザ・バニーメン@恵比寿ガーデンホール。フジロックのライヴは見逃したので、ちゃんと見るのは一体何年ぶりだろうか。キーボードとギターを加えた6人編成で、昔の曲を昔のままアレンジで演奏する姿に複雑な気分だった。まあ言ってみれば懐メロショウなんだけど、ただルー・リードやレナード・コーエンといった、重ねた年齢が表現の深さに直結するようなアーティストを目指すというイアンにとって、昔の曲をずっと歌い続けることは単なるファンサービス以上の意味があるし、彼らが登場した当初の新鮮な衝撃みたいなものを20年以上もたった今も期待するのはお門違いな気もするのだ。第一ツアーがリマスター盤発売のプロモーショ目的だからね。イアンは風邪をひいていたみたいだけど、意外に声は出ていたし、演奏そのものはすごく充実していた。何度聴いても楽曲の良さは圧倒的だから、総じて言えば満足なライヴだった。なんだかんだ言って、ニュー・ウエイヴのアーティストではもっとも好きなバンドのひとつだったしね。いろいろ文句は言いつつも、、やっぱエコバニはいいのだよ。「キリング・ムーン」とか、ほんとロック史に残る名曲です。