2002年7月25日(木)

 日本武道館でリップ・スライム。武道館のライヴなんか久しぶりだ。むかしは音の悪いハコの典型のように言われてきたけど、エンジニアのスキルやノウハウが向上し、機材の進歩もあって、近年はかなり良い音で鳴っているという印象がある。ところがこの日のライヴは久々に最悪の音響だった。DJとMCしかいないのに、満足にヴォーカルも聞き取れないんだから、どうしようもない。客が360度周りを囲むコロシアム形式の円形ステージを組むのに、ステレオで音を左右に飛ばすという意味のない音響効果も含め、久々に聴いていてイライラさせられた。ステージ・セットの尋常でない金のかけ方(もちろん武道館は超がつく満員だが、おそらくそれでも赤字だろう)といい、寸分の狂いもなく完成されたエンタテインメント性といい、もちろんメンバーの精一杯の熱演といい、さすがオリコン初登場1位の勢いというか、彼らのこれまでの活動の集大成として見事なショウを展開していただけに、音響ひとつでここまでダメになってしまうとは、なんとも残念というか恐ろしいというか。
 もっとも、会場を埋め尽くした若い女の子たちの熱狂ぶりを見ると、そんなこと気にしてないのかなぁ、という気も。ま、それが「あいどる」(ウイリスム・ギブスン風に)というものなのかもしれないが。

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