2002年6月9日(日)

 W杯ロシア戦は人並みにテレビ観戦。最初はアナウンサーがウザいフジではなくスカパーで見ようと思ったが、会場のノイズなど音声がいまいちしょぼいのでフジで見た。終了後新宿にクルマで向かうが、歌舞伎町の噴水のあたりはサポーターで大騒ぎ。あとでニュースを見ると、繁華街ではどこも同じだったようだ。12年前のイタリア大会だったか8年前のアメリカ大会のときだったか忘れたが、あのときたまたまロンドンにいて、町中の至るところでのお祭り騒ぎにちょっと驚かされたものだけど、サッカーに無関心だったこともあって、まるで他人事という感じだった。まさか日本でこういう事態を目撃することになるとは……もちろんいまでも関心があるほうじゃないが、ちょっと感動的ではある。日本人のメンタリティも変わりつつあるのかもしれない。「日本人でいて良かった!」などと絶叫する者もたくさんいて、たぶん日本の若者の口からこれほど頻繁に、しかも肯定的ニュアンスをもって「ニッポン」という言葉が出たのは歴史上初ではないか。右翼・民族派のみなさんは、W杯に足を向けて寝られないだろう。

 新宿に行ったのは、「Weekend Lovers」ツアーの最終日オールナイト@リキッドルームを見るため。会場でもW杯のパブリック・ビューをやっていたらしいが、その熱気はさすがになく、ちょうどハリーのライヴが終わりに差しかかるころ。論評するほど見てないが、武田真治も加わったバンド演奏だった。DJのあとROSSO。都合3回見たことになるが、今回が一番良かったかな。メンバーの気持ちが一番入っていたような気がする。再びDJをはさみミラクル・ヤング、これは去年のフジ・ロック以来か。そのときに比べればはるかにバンドらしいまとまりが出ていて、思わず聴き入ってしまった。町田康のヴォーカルには人を引きつけずにはいられない力がある。8月に町田と佐藤タイジによるユニット(ミラクルヤングではないらしい)のアルバムが出るらしい。
 再びDJをはさんでロザリオズ。これがすごい気合いで、今日のベスト。彼らとしてもベストに近い出来だったのではないか。最後は照井、ハリー、タイジ、チバなども交えたセッションで、ここに至ってこの日の主役、いや「Weekend Lovers」ツアーの主役が中村達也その人だったことが判明(笑)。ロザリオズも最後のセッションも、とにかく全力で叩きまくる達也のドラムス中心にすべてが回っていたのである。まるで中村達也君を囲む会の趣。それも人徳というものだろう。達也、人生最良の日だったんじゃないかな。ファンとしてはなんとも気分のいい夜だった。