2002年6月14日(金)

 日記更新、滞っててすいません。というのも今週は取材もライヴもなく、ひたすら家にこもって原稿を書くだけの毎日だったのである。いつもならこの時期はそれほど忙しくないはずなんだけど、なぜかぎっしりと締め切りが数珠繋ぎになっていて、これ書いてる現在も19000字の書き原稿という恐ろしい仕事を抱えてる。なんでこんなに忙しいのかよくわからないんだけど、このW杯騒ぎも大きいんじゃないか。もちろん確認したわけじゃないが、どうもW杯で仕事が手に着かないライター(佐藤英輔さんとか)が断った仕事の一部が、ぼくに回ってきてるような気がする。喜んでいいのかハタ迷惑なのかよくわからんけど。そういえばこの日のチュニジア戦が終了した直後に立て続けに仕事の電話がかかってきたからなぁ。みんなそこはよく心得ているわけだ。

 そのチュニジア戦。前半は少し消極的なようだったけど、後半は完璧な試合ぶりだったのではないでしょうか。次はトルコ、そこで勝てばスウェーデンとセネガルの勝者と対戦。どれもどうにも歯が立たない、という相手ではないようだし、うまくいけばベスト4ぐらいは残れるかもしれない。そうしたら今日の騒ぎの比じゃないだろう。ヤジ馬的にちょっと楽しみ。

 ナンシー関の急死。39歳の突然死(虚血性心不全)ってまったく他人事じゃないけど、彼女の著書は大半を読んでいて、こないだも新刊を買ったばかりだから余計ショック。あれほど辛辣で辛口な文章を書く人って希少価値だったから、とても残念だ。

 テレビドラマの話。小津安二郎の名作『東京物語』がリメイクされるそうだ。東山千栄子がやっていた義母役に八千草薫はいいとして、笠智衆がやっていた義父役に宇津井健ってのはどうよ? 最近の宇津井健はよく知らないけど、笠智衆のあの飄々とした渋み、「ザ・ガードマン」のヒトには絶対出せないと思うけどなぁ。激しくミスキャストのヨカーン。原節子がやっていた嫁役に松たか子は適役かもしれないが、ちょっと若すぎるかも。原節子の役ってダンナを早々に亡くした未亡人役だからね。演出はフジのディレクターらしいが、ビデオの、それもカラー画でオリジナルの味わい深いモノクロの世界に匹敵するものが出せるのかという懸念もある。めちゃくちゃ高いハードル、どう挑むのか興味津々。小津信者として知られる周防正行あたりが監督すればさらに面白かったかも。

 それから。11日朝に、おかげさまで当サイトは60万ヒットを突破しました。ありがとうございました。アクセス数を気にしてたのは開設して2〜3ヶ月ぐらいなので最近はとくに注意も払ってなかったし、この日記だけ直接ブックマークしてトップページを見ていない人も多いだろうから実際の訪問者数はもう少しあるかもしれないが、それでもこれだけの方々に見ていただいたのは、やはり感慨深いものがある。とくに60万ヒットにともなう何かを考えてはいないが(名乗り出てくれた人もいなかったし)、今後ともよろしくお願いします。