2002年5月8日(水)

 メディアボックス試写室で、『天使にさよなら』。『リトル・ダンサー』の脚本家が『リトル・ダンサー』以前に書いたラジオドラマ用脚本を、映画用にリライトしたものを映画化した作品。『リトル・ダンサー』同様、少年を主人公にした一種のファンタジーだが、不況で失業中の父親だの難病だのイジメだの家庭内不和だのといった社会問題を背景にしており、イギリス映画らしく重いリアリティがある。家族の尊さがじわりじわりと伝わる好編。採点=6。7月上旬からシネスイッチ銀座などで公開。

 試写後、麹町の撮影スタジオへ向かう。鳥肌実の取材。予定では2時から4時まで撮影、4時から5時まで取材だったが、4時15分前に到着すると、まだ撮影は始まっていない。メイクなどが終わり、ようやく開始になったのが4時半。だが衣装(例の「皇居に向かって敬礼」といった言葉が縫いつけてあるスーツ)の到着遅れやご本人のこだわりなどで撮影は遅々として進まず。それでもなんとか終わらせたら、興が乗ってきたらしい氏、もっとやろうと言い出す。カメラマンは別のアーティストのライヴ撮影があるということで、一旦中断し、その間にインタビューを済ませてライヴ撮影終了後に再開することに決め、5時半過ぎからインタビュー。だが2時間テープが終了してもまだ終わらず。ますます乗ってきたらしいご本人はまだまだ話したりない様子で、撮影後にもう一度やろうと言い出す。もう結構ですとも言えず、食事をして待機。10時ごろ撮影を再開、日付の変わった12時過ぎて終了。それから氏の提案で、氏の事務所の近くのファミレスに移動して、インタビュー再開。2時間テープをもう1本使っても終わらず、さらに1時間。3時半過ぎにようやく終了。 ここまでざっと11時間。自らクルマを運転し颯爽と帰っていった氏の背中を見ていたらアルコールを注入せずにはいられず、場所を変えて朝まで。編集者曰く「気にいられたんじゃないですか」(泣笑)。