2002年5月30日(木)

 新宿リキッドルームで、ヤポネシアン・ボールズ・ファウンデーション。ソウル・フラワー・ユニオンの中川敬と、ヒートウエイヴの山口洋のバンド。レコードは勢いのあるロックロールでかなり気に入ってたんだけど、ライヴではえらく距離を感じてしまった。オトナのロックというか、いい意味でも悪い意味でも、とてもオヤジ臭い。余裕があるのか、あるふりをしてるだけなのかわからないが、切羽詰まったものが全然ない。といっても、鮎川さんみたいに無邪気にロックンロールのリチュアル性を信じているのでもない。こんな音楽をやっていても頭でっかち性が抜けないというか。もちろんだからこその中川なんだし、こういう音楽を好きな人がいるのはわかるけど、こんな演奏にノリノリになるほどおっさんじゃねぇぞ、とか思ってみたり。リチャード・ヘルの「アイム・ユア・マン」を中川が歌うんだけど、ヘルのヘナヘナと頼りないヴォーカルだからこそリアルだった原曲を、あんなに堂々と歌っちゃ元の良さは台無しだ……と思ったのはぼくだけ? 

 終演後は久々に伊達政保さんやスヌーザーのタナソウと話してみたり、打ち上げに出たり。中川はきわめて上機嫌。どうやら私生活でもラヴラヴ状態でハッピーらしいです。しかしぼくは体調悪く、この日も前日に続き一滴も飲まず。おまけに終電前に帰ろうとしたら山手線が火災で止まっていた。復旧を待てず、仕方なく遠回りを覚悟で私鉄の振り替え輸送で帰る。40分以上歩いて疲れた。