2002年3月7日(木)

 新宿ロフトで、ヘリコイド222MBと、ECDのレコード発売記念ライヴ。なんか唐突な組み合わせだが、ヘリコイドの側から声をかけて実現したらしい。合計5バンドも出る、いささか落ち着かないイベントである。
 会場に着くとMONG HANGというバンドがやっている。初期ボアダムスや想い出波止場とあぶらだこが合体したような演奏と、シアトリカルなパフォーマンスが興味深い。続くはフリスコ。攻撃的でない歌ものダブ・バンドという感じ。ステージ上の喋りに生真面目さがあらわれていて好感が持てた。3番目はメルト・バナナ。言うことなしのかっこよさ。素晴らしい。ヘリコイドが機材トラブルがあって気の毒だったが、彼女たちらしさは十分感じられた。終わったあと本人は相当落ち込んでたけど。ECDはイリシット・ツボイとのデュオ。ECDはサンプラーを叩きながらラップする。サウンド面でさまざまな創意工夫の感じられる、めちゃ面白い演奏だった。ツボイさん、すごいです。だいぶ針飛ばしてたけど。
 終了後は打ち上げに参加。何年もご無沙汰していたような人にたくさん会って面白かった。ECDとも久々に話すが、まじめな人です。面識のなかったメルト・バナナのメンバーにも初めて挨拶させていただく。意外に気さくな人たちだった。今年中にはアルバムを作りたい、とのこと。

 ブランキー・ジェット・シティの過去の映像作品がDVD化されるということで、ここのところ彼らのビデオをよく見ている。もちろん過去に一度は目にしたことがあるものばかりだが、いま見ても全然古びていないどころか、リアルタイムで接していたころと同じような切迫した衝動やギラギラとしたテンションがヒシヒシと感じられて驚いた。彼らがいまだ自分にとって過去ではない、現在進行形のリアリティであることを再確認した次第。いまさらのようだけど、調子がいいときの彼らに匹敵するライヴをやれるバンドは、世界的に見ても数えるほどしかいないはずだ。3月と5月に計11タイトルが出るが、3月27日の第一回発売日に店頭に並ぶパンフレットに原稿を書いたので、よければ見てください。久々に気合いが入った(というか肩に力が入った、という感じかな)原稿になってると思います。