2002年12月13日(金)

 エレクトラグライド@幕張メッセ。目玉がクラフトワークと砂原良徳、スクエアプッシャーとリスニング寄りだったこともあってか、客の入りはいまいち。クラフトワークはもちろん変わりばえせず。テクノにとってのモーターヘッドとかラモーンズみたいなもんだから、これは仕方ない、というかこっちも承知の上で見てるのだ。ヒット曲のオンパレード、楽しかったです。「電卓」のバウンシーなアレンジがよかった。スクエアプッシャーも相変わらず馬鹿丸出しだった(笑)。例によって「Make some fuckin' noise!!!」と絶叫しながら、面妖なノイズをぴゅっぴゅっと放出。最後にはギターまで持ち出してさらに馬鹿ぶりを発揮。エイフェックス・トゥインでも飛び入りするかとヒソカに期待してたけど。そして、電気グルーヴ脱退以降これが初ライヴとなるまりんこと砂原良徳は、映像とシンクロしたライヴ。機材トラブルもあり、楽屋裏ではそうとうバタバタしてたみたいだけど、パフォーマンスは無難というか、70点合格というか。楽しめたんだけど、予想の範疇を決して逸脱しない。初ライヴだから慎重になったのかもしれないが、もう少し冒険があってもよかった気もした。そこがまりんらしいと言えば、まりんらしいんだけどね。アンディ・ウエザオールはコ・フュージョンなんかもかけるアゲアゲのセットでかなり楽しめたが、疲れたので途中退散。
 ゴミの多さは相変わらずだったが、人が少ないせいかトイレなどは快適。友人には何人かあったけど、業界の知人にはほとんど会わなかった。それだけマスコミ的な注目度も低かったということか。これだけ大規模イベントが増えてくると、アーティストのラインナップを揃えるのも大変だと思う。

 ところで、会場内のHMVブースでは、いつかこの欄でも紹介した新雑誌『plug』を販売していた。広告がまったく入っていないため、120ページほどしかない薄い雑誌に1300円は高いと思うが、中身はなかなか濃い。ポスト・ロックとか音響派とかエレクトロニカとか、あのあたりが好きなら買って損はないだろう。ぼくもROVO勝井祐二と七尾旅人のインタビュー原稿を書いてるんで、読んでみてください。どっちもわりと面白い内容になってると思います。でも雑誌のクレジットでは、七尾の記事のライターが別の人になっていて、ちょっとガッカリ。もちろん単純な校正ミスだろうが、自分が高く評価しているアーティストを初めて取材させてもらって、わりといいインタビューになったと思っていたので、これは少し悲しい。まぁ雑誌を読む人はライターの名前なんか気にしてないのかもしれないが、署名原稿である限りは、こっちもそれなりにプライド持ってやってるわけで。
 ということで、七尾君の記事は私が書いてます。せめてここ読んでくれてる人ぐらいには、アピールさせてください(笑)。