2002年11月2日(土)

 オオエタツヤ@渋谷クアトロ。七尾旅人、スパンクハッピーとの対バン。
 最初に出てきたのは七尾旅人で、古明地洋哉との共演で見て以来だが、あのときと同じ、七尾の生ギター弾き語りとキーボード奏者2人の3人編成。ステージ上のしゃべりの、なんともいたたまれない感じは前回同様だが、しかしライヴそのものは前回よりずっと良かった。新曲中心の構成で、それぞれ出来もよく、『ヘヴンリー・パンク・アダージョ』で過去を清算して、いい感じで前向きになってるのかもしれない。今後はさらに期待できそうだ。
 スパンク・ハッピーは初めて見たが、菊地成孔って出たがりな人なんですね(笑)。80年代のニュー・ウエイヴ・ポップによくある、女性ヴォーカル+インスト担当の男という編成ながら、菊地がヴォーカル岩澤瞳と同じぐらい、いやそれ以上に目立っていた。岩澤瞳はアイドルっぽいルックスでなかなか可愛いし歌もそこそこうまいんだけど、彼女の可愛さをシンボリックに際だたせようという意図はあまりないようだ。本人たちがどういうつもりでやってるのかわからないけど,あそこまで菊地が前面に出ていると、菊地ファンのウルサ型音楽マニアにはウケても、アイドル好き男子やふつうのポップス・ファンはひいてしまうかもしれない。全然関係ないですが、菊地サンって、ミュージックマガジン編集のS木さんに似てますね。そう思いませんか?>関係者の方々
 そしてトリのオオエタツヤa.k.a.キャプテン・ファンク。先日発表されたオオエ名義のアルバムは音響時代のシンガー・ソングライターといった趣の歌モノと記憶しているけど、なんとこの日のライヴはゴッド・スピード・ユー・ブラック・エンペラー!を思わせる轟音インストで驚く。映像とシンクロしたライヴはなかなのものだったけど。そこにいかなる意図があったのか知りたいところだ。途中で七尾が出てきて歌ったけど、演奏がうるさすぎてあまり聞こえない。そのあと菊地がサックスで参加。アンコールは七尾、菊地、岩澤が出てきてセッションになるが、七尾も岩澤も歌うことなくただマイクの前に突っ立ってるだけ。ふたりとも華があるんだから、見せ場ぐらい用意すればいいのに。

 ちょっと旧聞に属するが、ランDMCのDJジャム・マスター・ジェイがニューヨークのスタジオで射殺されたようだ。いくらヒップホップの人たちの依って立つ場所が、危険と背中合わせのストリートにあるとはいえ、スタジオで殺されるなんてひどすぎる。ブッシュはイラクにケンカ売るより先に、自分たちの足元を見直せよな。

 さて、"bug"005が2週間後の11月15日(金)に迫ってきました。場所はいつもと同じ渋谷o.p.t.。今回はレジデントDJのひとりモア・リズラーさんが都合で出席できそうにないが、代わりに豪華スペシャル・ゲストをお迎えする予定。誰がくるかは、当日のお楽しみです。地図など詳細はこちら