2001年8月15日(水)

 大学時代の友人に呼び出されて、下北沢で飲む。会うのはかれこれ10年ぶりぐらいか。10年前に会ったときもやはり10年ぶりぐらいだったから、卒業してから10年毎に2回会っていることになる。しじゅう会っているとわかりにくいかもしれないが、10年ぶりぐらいに顔を合わせると、相手の老け具合で、自分の年齢を痛感させられたりして。それはともかく、仕事柄、日常的に接する人はほとんど全部年下なので、たまに同年代に会うと構えたり気を遣ったりすることなくリラックスできる。
 お互いの近況を話したあとは当然昔話になるわけだが、相手が「こんなことがあった、あんなことがあった」というエピソードの大半をぼくはキレイさっぱり忘れていて、おのれの記憶力欠如に改めて愕然とする。自分の言ったことも、相手も言ったことも、人の顔も名前もすぐ忘れる自分は、きっと周りに迷惑かけ通しなんだろうなぁ。そいやこないだ友だちと飲んで相手のことを根ほり葉ほり訊いていたら「それ、こないだも同じこと訊かれた」と言われてしまった。その人ははっきりモノを言う人だったからズバリ指摘してくれたけど、ほかの人は内心呆れながら何度も同じ話につきあってくれてるんだろうな。自己嫌悪。

 最近よく聴いてるのがこれ。いや、冗談抜きでね。ブリグリなんてあまり関心なかったが、たまたまテレビで歌ってるとこ見てヤラれました。ストロベリー・スイッチブレイドとかマリ・ウィルソンとかオルタード・イメージとかカイリー・ミノーグとかの80年代英国ガール・ポップの世界なのだが(……と思ってたらレコードではストロベリーのカヴァーもやってる)、最高なのがバックの音。アーティスト・サイドはユーロ・ビート風を狙っているのかもしれないが、シンセの音が初期ディペッシュ・モードとかイレイジャーとか、要するにヴィンス・クラークっぽいんですね。テクノ・ポップ魂満開っていうか。なんか第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンって感じで、もう私的にはツボにはまったわけですよ。このハマリ感はかの「LOVEマシーン」以来か。レコードではなぜかキャプテン・ファンクのリミックスも入っていて、これまたなかなかの出来。チア・ガールが出てくるクリップは可愛いけど、川瀬智子がちょっと無理してる感が漂っていて、弾け具合はいまいち。なんだけど、まぁこれはこれでファンにはたまらないんだろう。なんでもアルバムも作る予定があるらしいが、ヴィンス・クラークのプロデュースを激しく希望、と言っておこう。
 ところで各誌では川瀬智子のこのプロジェクトについてのインタビューが載ってるわけだけど、なんか手品の種明かしされるみたいでいまいち興ざめですね。プロモーションで必要なのはわかるけど、こういう一種の企画モノっていわばお遊びなんだから、あまり舞台裏とか制作意図とか明かされてもシラけるばかり。こんな仕事やっててこういうこと言うのもなんだけど、なんでもかんでもインタビューしちゃう、されちゃうって風潮のはどうかと思います。

 あと最近見てすごいと思ったのが初期ジャパンのクリップ集DVD。まさにヴィジュアル系の元祖なメンバーの艶姿には圧倒されますが、とくに若き日のデヴィッド・シルヴィアンのあまりの美しさ、色っぽさは爆笑必至です。「クワイエット・ライフ」のころは髪を切ってますます女性っぽくなってて、デボラ・ハリーみたいなんだけど、デボラ・ハリーより全然美人なんだもん。オバハン化した現在のデビとのあまりの落差に涙。美形好きな女子はまさに必見です。

 ということで、金曜日からライジング・サン・ロック・フェスティヴァル→札幌記念観戦の旅に出ます。帰りは日曜の深夜。メール・チェックは出先から可能なんで、用事のある方はどうぞ。返事は多少遅れるかもしれませんが。