2001年7月7日(土)

 渋谷クアトロで渚にて。大傑作『こんな感じ』(Pヴァインより)のレコ発ライヴで、東京では初のワンマンらしい。ぼくもライヴを見るのは初めて。羅針盤やラブクライと並ぶ関西歌もの界の3大巨頭と言われる人たちである。レコードでは透徹した叙情表現の驚くべき深みに圧倒されるが、ライヴではそのヘタウマな演奏ぶりも手伝い、レコードほどの緊迫感はなくゆったりとした空気が漂う。ヴォーカル/ドラムスの竹田雅子嬢のあまりのヘタクソぶりにときに微苦笑を誘われたが、雰囲気だけは恐ろしく伝わってきた。インディーズならではというか、メジャーではなかなか商品として成立しえないたぐいの音楽かもしれないが(とっつきにくいという意味ではない)、これもまた優れたアート・フォームのひとつである。