2001年4月27日(金)

 渋谷オン・エア・ウエストでスタークラブ。かってはぼく自身、かなり深く関わり合ったこともあるベテラン(来年は結成25周年だそうだ)・パンク・バンドだが、ここ最近すっかりご無沙汰していて、ライヴを見るのは10数年ぶりだろうか。といってもいつに変わらぬスタークラブ節は健在である。先日の原爆オナニーズもそうだが、もう40歳を越えているはずのヒカゲは歳を感じさせないエネルギッシュなパフォーマンスを披露していた。まぁ相変わらずヴォーカルはうまいとは言えないけども、この人にはフロントマンらしい華がある。
 ただ以前とちがうのは、ライヴの雰囲気。むかしはピリピリとした空気が漂っていて、冗談のひとつも言えない感じだったが、この日のライヴでは「オヤジ!」というヤジが飛び、ヒカゲが苦笑いしながらそれに答えるといった一幕があったように、全体にリラックスした余裕のようなものが感じられたのである。去年ブランキー・ジェット・シティのライヴの打ち上げで偶然会ったときにも思ったことだが、以前と比べればヒカゲ自身、ずいぶん人間的に丸くなったことをうかがわせたし、それはライヴでの観客とのやりとりにもあらわれていた。第一、むかしはステージであんなに喋る男じゃなかったしね。まぁ以前のピリピリした感じもパンクっぽくてスリリングだったけども、観客との関係性という点ではむしろいまの方がいいかもしれない。動員的には苦戦していたし、バンドといってもヒカゲ以外は現在、サポート・メンバーという状況は決して理想的とは言えないが、ヒカゲ自身の精神状態は悪くなさそうだ。終了後楽屋に挨拶に行ったら「(ステージから)見えたから、緊張しちゃったよ」と機嫌良さそうに話してくれた。

 終了後はマネージャーの松尾さんらと近くの居酒屋へ。関わっているスタッフのほとんどはむかしからの仲間なので、とても楽しく飲めた。古い友だちっていいもんです。