2001年12月7日(金)

 六本木のFOX試写室で、『フロム・ヘル』(6)。19世紀末のロンドンを震撼させた連続殺人事件「切り裂きジャック」を映画化したもの。監督は『ポケットいっぱいの愛』のアレン&アルバート・ヒューズ兄弟。事件を追う阿片中毒の刑事にハサミ男ジョニー・デップ、殺人鬼に追われながらデップと愛し合う娼婦役に『オースティン・パワーズ・デラックス』のヘザー・グレアム。世紀末の退廃美漂う荘重なゴシック・ホラー・サスペンスで、全編ほぼセット撮影によるこじんまりとまとまった箱庭的映画ではあるが、それが謎めいたスタイリッシュでカルティックな魅力にも結びついている。デップ氏の前髪パラリ系のお耽美な魅力も炸裂してます。昨日見たブラッド・ピットと比べると、同じ美男系でもカルトですね、デップ氏は。来年1月下旬、全国公開。

 そして有楽町の東京国際フォーラムで、ビョーク日本公演最終日。曲目は初日といくつか入れ替えられていたが、つごう2曲ほど増えていた。音響は初日より良かったと思うが、熱心なファンとプレス関係者が多く集まった初日に比べ、芸能人や、スポンサー/代理店関係の招待枠でタダ入場したと思われるオヤジ連中が多く、ビョークの演奏中に遅れて入場してくるバカもたくさんいて、やや興ざめなところも。初日ではオーケストラのチューニング音が流れてくるだけで異様な緊張感が漂っていたけど、今日はけっこうザワザワしてたし。
 しかしライヴはやはり最高だった。初日ではやらなかった「Army Of Me」で、いきなり総立ち状態になり、あとは一気呵成。ビョークも機嫌良さそうだった。でも会場の自然な盛り上がりという点では、初日の方が感動的だったかな。会場の熱気の密度もすごかったし。
 それにしても「Joga 」ではマジで涙が出た。「Hyperballed」や「In Our Hands」で、楽しげにステージをはね回る姫を見て、もう私は一生この人についていこうと思いましたね。なんか、ヒョーロンカとは思えないぐらい冷静さを欠いてますが。
 2日目のオーチャード・ホールはWOWOWで放映するそうなので、楽しみ。以下に1日目と3日目のセット・リストを書いておきます。。間違いがあったらご指摘を。2日目は「Venus As A Boy」をやったらしい。

(人見記念講堂)
●Part 1
1.Frosti
2.Overture
3.All Is Full Of Love
4.Harm of Will
5.Undo
6.Generous Palmstroke
7.I've Seen It All
8.Cocoon
9.Unison

●Part 2
10.You've Been Flirting Again
11.Isobel
12.Pagan Poetry
13.An Echo A Stain
14.Possibly Maybe
15.Hyperballed
16.Bachelorette

●Encore 1
17.The Anchor Song
18Human Behaviour

●Encore 2
19.In Our Hands (新曲)

(東京国際フォーラム・ホールC)

●Part 1
1.Frosti
2.Overture
3.All Is Full Of Love
4.Unravel
5.An Echo A Stain
6.Generous Palmstroke
7.Aurora
8.Cocoon
9.Hidden Place
10.Unison

●Part 2
11.You've Been Flirthing Again
12.Isobel
13.Pagan Poetry
14.I've Seen It All
15.Army Of Me
16.It's Not Up To You
17.Hyperballad
18.Bachelorette

●Encore 1
19.Joga
20.Human Behaviour

●Encore 2
21.In Our Hands

 なお、ビョークのオフィシャル・サイトで、日本公演のレヴューを募集してるんで、我と思わん方はどうぞ。私は英語に自信ないんで遠慮しときます(苦笑)。

 深夜、帰宅してネットをチェックしていたら、星野仙一前中日監督の、阪神監督就任確実との情報が。ホンマかいな。昨日その話題を書いたときには、まずありえないと思っていたけど。もっとも星野自身はまだやるともやらないとも明言してないが、朝日新聞まで報じているぐらいだからまちがいないだろう。とりあえずこれで来年も阪神を応援することになった。バカなマスコミやOB連中が、この熱血監督の足を引っ張らないことを切に願う。それにしてもノムさん、お疲れさまでした。いつまでもお元気で。