2001年11月27日(火)

 日比谷シャンテ・シネ2で『ウォーターボーイズ』(3)。『アドレナリンドライブ』の矢口史靖監督作品。公開12週目に突入したヒット作品で、期待して行ったんだけど、まぁふつうって感じかなぁ。『がんばっていきまっしょい』と『青春デンデケデケデケ』と『転校生』を合わせた感じのサワヤカ高校生もの。だが出来映えはまるで比較にならず。矢口史靖にしてはストレートな青春ドラマで、まぁ後味は悪くないが俳優はシロウト同然、なのに演出はけっこうケレン味たっぷりなので、作為ばかり鼻につく。ギャグも不発気味。冒頭の、プールで魚が干上がってしまうシーンで、撮影のあと魚がどうなったのか気になったこともあって、最後まで話にのめり込めず。

 腹ごしらえしたあと、東宝試写室で、『Dr.Tと女たち』(4)。老若問わず女にモテまくりの産婦人科医リチャード・ギアが遭遇する女難の数々……とまとめてしまうのはいささか乱暴だが、とにかくそんな設定。それだけじゃ何の興味も惹かれないが、問題は監督がロバート・アルトマンだってこと。もう70歳はとうに超えているはずのご老体が、こういう生臭い話をケレン味なく作れるのは大したものだが、肝心のお話自体がどうでもいいって感じ。順風満帆だったはずの主人公の人生の歯車がフトしたきっかけでどんどん狂っていく、という筋立てもルーティンだしなあ。『マグノリア』を思わせるラストはなかなか皮肉っぽくてアルトマンらしいけども。リヴ・タイラーが出演しているが、めちゃくちゃデブになっていてびっくり。一体なんで? オヤジ向けには、あの『チャーリーズ・エンジェル』のファラ・フォーセットが主人公の妻役で登場、サービス・シーンもあります。

 なおタイトルのあとの採点ですが、5段階ではおおざっぱすぎるので、10点満点にしました。