2000年8月7日(月)

 2,3日前にサマーソニック2000についてかなり散漫かつのんきな感想を書いたけど、その後主催者であるクリエイティヴマンのサイトのBBSや、大阪サマーソニックのサイトのBBSに寄せられた声をみるかぎり、今回のフェス、非常に評判が悪いようだ。もっぱら入場者の不満はスタッフの態度の悪さと仕切りの悪さに集中している。大阪でジェイムズ・ブラウンが予定をはるかにオーバーして(なんと2時間!富士急でもそんなにやったかしら?)演奏したためワリを食ったジョン・スペンサーの演奏がごく短時間で終わった(そういえば富士急でもそうだったな)というのも主催者の責任だが(個人的には、あのゴッドファーザーJB様のやることなんだからしゃーないやんけ!と言いたいとこ。ジョンスペだけ期待してたファンには申し訳ないけどね)、なにより驚かされるのが、大阪でのジョン・スペンサーの演奏中に痴漢と間違われた男性がスタッフ(セキュリティー)から暴行を受けたという事件。当の男性から書き込みがあり、これに対する目撃者なども出てきて、大きな波紋を呼んでいる。その男性の書き込みの真偽のほども不明なのだが、万が一ほんとの話だったら、これ、リッパな刑事事件だぜ。これに対して「スタッフ」と称する者(これも真偽は不明)から、「調査の結果、暴行の事実はない」という書き込みがあったのだが、いずれにしろ真相はまったく藪の中である。実はストラングラーズの初来日公演のとき、一緒に行った友だちが警備員と喧嘩を始めて一触即発になったって経験があるもんで、こういう話はとても気になる。

 ぼくが富士急初日の後半を見た限りではそんなに目くじらたてるほどスタッフの態度も仕切りも悪いとは思えなかったが、少なくともフジロックに関してはそういう声はほとんど起きていないわけだから、主催者は真摯にその批判を受け止めるべきだろう。とくに暴行事件の真偽についてはうやむやにすべきではない。ラッシュアワーの電車のような状態になっているステージ前で痴漢に間違われるというのはいつ、誰の身にも起こりうる話だからだ。もちろんほんとの痴漢なら論外だが、それにしたってそんなやつは暴行を受けて当然ということにはならない。ましてなにかの間違いで誤解を受けたり冤罪を受けて、言われのない暴力を、それもその場での絶対権力者であるセキュリティーから受けるなんて、最低もいいところだからだ。この男性の書き込みの真偽はともかくとして、今後の主催者の催すイベントやコンサートに安心して行けるように、中途半端な応対はすべきではない。

 主催者が仕切りの悪さで集中砲火をあびるというというと、第一回フジロックがあげられる。まぁ夏台風の襲来ということで運も悪かったんだけど、あのとき確か主催のスマッシュはBBSに寄せられた批判に対してはほとんど弁明もお詫びもしなかったように記憶している(間違ってたらごめん)。だが翌年以降のフジロックにその教訓はきちんと活かされて、現在のような快適なフェスティヴァルになったわけだから、サマーソニックも同じように改良されていけばよいのだ。

 ひとまず、これから出る各誌のサマーソニック総括記事がどんなものになってるか注目。第一回フジロックのときの歯の浮くようなしらじらしい礼賛記事のオンパレードには、ほんとにあきれたからね。