2000年8月28日(月)

 赤坂の東芝EMIで、レディオヘッドの新作『KID A』の試聴会。ここ最近、プライオリティーの高い海外アーティストは、海賊盤対策のため、音を事前に外部に出さないことが多く、こういう試聴会で対応しているケースは少なくない。まぁレディオヘッドの場合音響に格別神経を配っていそうだから、カセットの音質では聴かせたくないということもあるだろう。

 で、肝心の内容なんだけど、前作からはかなり変わっている。一言で言えばオウテカやマウス・オン・マーズっぽいエレクトロニカの影響大。相変わらず音は研ぎ澄まされていて、とくに前半部は息をするのもはばかられるような緊張感があった。1回聴いただけで言いにくいけど、傑作と言っていいだろう。『O.K.コンピューター』以上かどうかは、もう少し聴きこんでみないとわかんないけど。

 ところでこのアルバムをネタに長い原稿(4000字ぐらい)を書かなきゃいけないんだけど、試聴会一回だけで書けるもんなのか? はっきり言って非常に不安である。しかもその記事が出る10日後ぐらいにはアルバムは発売になってるわけで。たった1回しか聴いてない状態で書いた原稿を、その気になれば何度でも聴ける読者相手に書かねばならない。なんかめちゃブの悪い勝負を受けた感じ。前ストーン・ロージズの記事を書いたときもそんな感じだったな。おまけにジミヘンとレディオヘッドとマッド3(29日に取材予定)の原稿を続けて書かなきゃいけないってのも困ったもんだ。はっきり言って混乱してます(笑)