2000年6月26日(月)

 赤坂の東芝EMIでナンバーガール向井秀徳の取材。新作『SAPPUKEI』(7月19日発売)について。アルバムの出来は前作よりかなりいい。向井も相変わらずおもしろいキャラである。そういえば今度何かのイベントで共演するというスピッツの草野も、ナンバーガールに関心持ってるようだ。

 夜は赤坂ブリッツでユッスー・ンドゥール。これが最高で、もう完璧と言っていい内容だった。以前と比べるとご本人のダンスが少な目になったぐらいで、若いころと比べても歌唱力も声もまったく衰えていない。レコードだと少し地味に聞こえた楽曲も、圧倒的な演奏力によるアフリカン・ビートの応酬は複雑なポリリズムと長尺のインタープレイとなって、思わず手に汗握った。観客を煽り、のせるテクニックも素晴らしく、エンターテインメントとしても超一級。なによりユッスー、もう40歳にもなるのに相変わらずかっこいいし、笑顔が魅力的で、キラキラと輝いている。こういう人を本当のスターというのだろう。ステージ上の運動量では若いフェミ・クティに負けるが、それ以外ではさすがとしか言いようのない、文句のつけようのない完璧なライヴだった。あまりに完璧すぎるがゆえに、ちょっと優等生っぽいかなと感じなくもなかったが、それはまぁご本人の人柄でもあるだろう。
 ただ残念だったのが客の入り。ブリッツであそこまでガラガラのライヴは初めて見た。むかしの客はどこ行っちゃったんでしょう。作るレコードの質だって落ちてるわけじゃないし、もちろんライヴだって衰えどころか、さらに凄くなってるというのに、ねぇ。残念なことである
 セット・リストはこれ。