2000年6月21日(水)

 夕方まで原稿、夜はライター講座。今週から来週頭にかけて取材が多く、その下準備に追われる。

 こんなこと書いていいのかどうかわからないが、あるアーティスト(邦楽)の取材は、取材日当日の午前中に、完パケした音が届けられるというすごい日程だった。取材までに1,2回聴くのが精一杯である。こんなスケジュールで無理やりインタビューしても、双方にとってベストの結果にならないことは明らかで、もう少しなんとかならなかったのかという気はするが、すべてがギリギリの日程で動いているのでやむをえなかったようだ。どうでもいいアーティストなら断るところだけど、それ以上に話を訊きたいという気持ちが強かったので、引き受けることになったのである。まぁ本当に大事なアーティストなら、そんな中途半端な状態で引き受けるべきではないという考え方もあるだろうけど、大物アーティストであればあるほど、取材の日程ひとつ出すにも四苦八苦しているわけだし、いちフリー・ライターが直で話を訊ける機会は、そうそうないのである。
 そんなことを某編集者と話していたら、洋楽の大物アーティストでもしばしばそういうことがあるらしい。極端な話、ほとんど事前の情報がないまま渡米し、取材直前にスタジオで数曲聴かされただけで、表紙・巻頭用のエクスクルーシヴ・インタビューをこなさなきゃならないこともあるそうだ。つまり、まだ事前に音が聴けるだけましってことか。やれやれ。