2000年6月12日(月)

 この日はライヴがなく、取材の予定もないので一日オフである。
 昼前に起床、シャワーを浴びたあと散歩。リカーショップでおみやげ用ワインを二本、ホテルで飲むテーブルワインを一本購入。シラーズやピノ・ノワールよりカヴェルネ・ソービニオンの種類が多いのは意外。インポートものは少なく、在庫の大半が地元産だった。
 街の南の方にかなり広い公園があり、休みがてら原寮『私が殺した少女』(ハヤカワ文庫)を読む。チャンドラー風のハードボイルドで、反権力志向の私立探偵が難事件に挑む、というシチュエーションは日本では虚構のきわみだが、この作家は抜群の文章力で読ませる。セリフもいちいち気が利いてます。このあとの数日で『そして夜は蘇る』『天使たちの探偵』(いずれもハヤカワ文庫)と立て続けに読むが、いずれもおもしろい。
 夕方にホテルに帰り、待ち合わせて取材陣一行で海沿いのシーフードレストランで会食。ワインはまぁまぁだったが、料理はいまいち。これなら昼間に食べた中華の定食屋のほうがうまかった。JTBのガイドに載ってるような店は観光客向けで、実質が伴っていないということか。