2000年5月28日(日)

 ダービー。直線半ばでアグネスフライトとエアシャカールが抜け出した瞬間、ぼくの馬券は紙屑と化したわけだが、武よりも河内の歳に近いぼくは、当然ながらテレビの前で「河内! 行け! 差せ!」と絶叫していたわけです。ハイペースの追い込み場同士の決着で、展開が向いたという見方もあるわけだが、実力馬同士が全能力を出し切っての壮絶な叩き合いに、文句などつけられるはずがない。素晴らしい名勝負だったと思うし、河内が競り勝ったのも最高の結果だった。ほかの騎手も、関係者、も、馬券を外した馬鹿者たちも、河内ならと納得したのではないか。記者会見での人の良さそうなおっさんぶりにも、ちょっと感動した。今年のダービーは大幅売り上げ減だったらしいけど、アドマイヤベガが勝った昨年よりも、はるかに競馬の醍醐味を感じた。

 夜は渋谷クアトロでポリシックス+スプージズ+モトコンポ。かって「ニュー・ウエイヴ・オブ・ニュー・ウエイヴ」としてよく共演していた3グループが久々に一同に会したライヴ、ということだが、正直なところ差はあまりにも歴然としていた。ポップで感じはいいがまるでオリジナリティの感じられないモトコンポ、ヴォーカルに魅力がなく、なにもかもが中途半端はスプージズに対して、ポリシックスはパワー、オリジナリティ、カリスマ性と、あらゆる点でずば抜けていた。ポリの演奏そのものはちょっと力みがちだったけど、それだけに勢いは最近のライヴのなかでは一番だった。かよちゃんの幼稚園のお遊戯みたいな振り付けが実に可愛い。ぜひ彼女には戸川純の名曲「好き好き大好き」」と「図形の恋」をカヴァーしてくれることを望みます。