2000年5月14日(日)

 小渕前首相死去。医師団からの病状の説明などは結局小渕の生前には一切なかった。小渕から官房長官に向けての「万事よろしく」などという申し送りが実際にあったかどうかも不明のままだ。公人中の公人であり日本の最高権力者の病状の詳細が、「家族の意向」「プライベート」などという理由で秘匿されていいものか。権力を維持する最大の秘訣は大衆に情報を与えないことであり、その意味で今回の首相交代劇は、権力亡者たちのなりふり構わぬ猿芝居だったのだろう。まさに「クレムリンなみの秘密主義」である。

 ともあれ来月頭公示、末に投票を予定されている総選挙で、自民党が陳腐なお涙頂戴の同情票狙いにくることは確実だし、小渕が倒れたのは野党の責任、みたいな無茶な攻撃もあるだろう。くだらない感情論や浪花節に惑わされないことが必要だ。ちなみに落選運動の候補リストはこれ

 グラスワンダーまたも惨敗。毎日王冠、アルゼンチン共和国杯と連敗し有馬記念で劇的に復活した四歳時を思い起こすわけだが、どうもあのときとはちがう気がする。おそらくグラスのピークは昨年夏の宝塚記念でスペシャルウィークに圧勝したときで、年度代表馬を狙ったスペシャルを返り討ちにした同年末の有馬で、燃え尽きてしまったのではないか。宝塚記念で復活する可能性もなくはないが、きわめて望み薄だと思う。好きな馬だっただけに、残念。