2000年4月21日(金)

 六本木の20世紀フォックス試写室で、『人狼』。『攻殻機動隊』の押井守が原作と脚本を担当し、『攻殻機動隊』でキャラクター・デザインと作画監督を担当した沖浦啓之が監督したアニメーションだが、これはなかなかの傑作。昭和30年代の東京――それも実際の東京ではなく、都市ゲリラが地下活動を続け、市民と警察が市街戦を繰り広げる、ありうべきもうひとつの東京――を舞台としたハードなポリティカル・アクション。テーマも作画のタッチも徹底して辛口な一編で、できれば実写で見てみたいと思わせた。