2000年4月13日(木)

 終日原稿。好天が続き気分がよいが、仕事は思うようにはかどらない。ここのとこ通常のルーティン・ワーク以外にいろいろ新しい展開を求めて動いているので、そっちの方に気をとられがちというのもある。もちろん通常の仕事に身が入らないというわけじゃなく、やること、考えることが一杯ありすぎるということ。それ以外にもトラブルを抱えた友人のこととか、いろいろあるんですよ、最近は。
 毎日深酒が続いていたので、今日こそは酒抜きにしようと思っていたのに、結局原稿が一段落したあとの深夜から飲み始めてしまった。意志が弱いなぁ。

 フサイチゼノン、結局は骨膜炎で、放牧に出されるらしい。

 最近読んだ本は大崎善生『聖の青春』(講談社)と海老沢泰久『オーケイ。』。
SATOSHI 前者は夭折した棋士・村山聖の伝記。いつかこの日記でも劇画『聖』(山本おさむ)を紹介したが、それに比べるとよくも悪くもあっさりしている。劇画版のくどさ、おおげささが嫌いな人はこっちの方がいいかも。

EBISAWA 後者はヤクルト時代の広岡達朗をモデルにした名作『監督』で知られる作者の、久々のスポーツ小説集。抜群に文章のうまい人だが、後味のすっきりした、辛口の日本酒のようなタッチは、読む人や作品のタイプによって、淡泊すぎて物足りないと感じることもあるだろう。ぼくには絶対書けないタイプの文体なので、正直言って憧れるところもある。ストーリー自体はなんということもない話だが、とにかく語り口のうまさで読ませる。