2000年3月6日(月)

 渋谷クアトロでさかな。前座の田辺マモル(だっけ?)でげんなりしてしまったが、気を取り直し臨む。このバンドを見るのも久しぶりだが、前半はPAの具合か、このバンドの肝であるはずのポコペンのヴォーカルがいまひとつ前に出てこず、もどかしい思いがした。音量はかなり抑えめにしてじっくりと聞かせようという意図だったはずだが、ヴォーカルのバランスが悪いせいで、その意図が生かされずいまひとつライヴの焦点がはっきりしない。何人かの同業者はアンコール前に帰ってしまったが、生ギターをフィーチュアして長尺のサイケデリックな展開を聞かせたアンコール曲はヴォーカルと演奏のバランスもよく、実はこの日最大の聞き物であった。

 ところで昨日のあぶらだこのライヴだが、「全曲新曲」と書いたのは大間違い。アンコールでやったのは『青盤』の「アンテナは絶対」でした。あぶらだこがライヴで昔の曲をやらないのは有名な話だが、つまりこの日のライヴは昔の曲、MC、アンコールと、以前のあぶらだこには滅多に求められないものがみっつも体験できた、大変オトクかつレアなライヴだったということである。次もいくぞ。