3月30日(木)

 前夜からなかなか寝付けず、結局ほとんど眠らないまま浜松町のワーナー試写室で『アイアン・ジャイアント』。ピート・タウンゼントの89年作『アイアン・マン』の原作童話をアニメ化したもので、タウンゼントがエグゼクティヴ・プロデューサーをつとめている。ただし音楽は担当していない。
 巨大ロボットと少年の友情、というテーマもストーリーも型通りだが、シンプルゆえの力強さがある。心優しく無垢なロボットの造型のヒューマンな手触りも好感持てる。事前の評判では「男ならとにかく大泣きする」という話だったし(プレス用資料には各界有名人の「男泣きした」とのコメントがずらり列記されている)、実際泣ける材料は一杯あるのだが、残念ながらじわりと来た程度。事前の期待が大きすぎたからだろう。アメリカ製アニメらしい絵柄や登場人物の表情の大げささも少しなじめなかったが、これは慣れか。4月15日から全国ワーナーマイカル・シネマズにて公開。

 帰宅して原稿執筆、寝不足がたたってか全身に倦怠感があり頭痛気味だったが、夜10時過ぎに新宿リキッド・ルームへ電気グルーヴほかのオールナイト・イベント。
 前座のロマン・ポルシェは途中から少し見たぐらいだったが、いかにも電気の好きそうなナンセンス・バンド。音はスーサイドみたいだったが、幕間の説教?が傑作。
 電気の出番は12時すこし前。メニューは先日のZEPP東京からMCを一切取り除き、「虹」などを加えた構成。ツアー最後ということもあってか、とにかくとんでもなくテンションの高い演奏で、2時間40分ほどのライヴは終始身体が動き放しだった。「虹」も、この流れで浮くのではないかと懸念していたが、違和感なく溶け込んでいた。単に演奏だけとったら先日のZEPPより上だったかも。いつのまにか寝不足・体調不良など忘れ、ビールもガブ飲み。いやぁ、楽しかったね。しかし事後はさすがに身体が持たず、田中フミヤ以降のDJタイムはパス。ごめん。

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