2000年3月18日(土)

 『マトリックス』DVDを購入。近所のTSUTAYAで10%引き。発売日の翌日で、残り3〜4本しか残っていなかった。
 画質はDVDにしてはあまり良くないし、音質も期待したほどではない。まぁうちの5.1チャンネル程度なら充分な迫力でしたけどね。特典映像が60分以上も入ってるので、画質がある程度犠牲になってるのは仕方ないだろう。とはいえもともと暗いシーンが多く画面の美しさを楽しむような作品ではないし、特典映像はかなり面白いので(特典映像にも日本語字幕入り)、これはやはりDVDを買うしかないだろう。ワーナーではDVD初のミリオンを狙うと息巻いているらしいが、PS2の購入者層と重なっていそうだから、達成可能かもしれない。あ、もちろん映画の内容は最高ですよ、念のため。

 邦画マニアとしては日本映画のDVD化をどんどん進めて欲しいのだが、脚本家のギャラの配分でもめていて、脚本家協会に参加している脚本家の作品は当面DVD化不可能という話を聞いたことがある。もちろん東映・東宝など映画会社の弱腰、というか日和見な姿勢も原因のひとつだ。あれだけ膨大な映像資産がありながら、それを生かそうとか広く一般に開放しようとか、そんな姿勢がまったくない。自国の文化遺産に対してこれほど無頓着かつ無神経な国も珍しいと思う。だいたい天下の黒澤作品をDVDで見ようと思ったらアメリカ盤か香港盤を買うしかないなんて、ヘンだと思いません? まったくDVDに手を出さない東映は論外としても、ハリウッド版『ゴジラ』DVDを1万円、旧作『セブン』を6千円で売りつける東宝も悪辣きわまりない。今後黒澤作品を出すことがあっても、おそらく(LDがそうであったように)8千円ぐらいの価格をつけるにちがいない。クソめ。それでいて米クライテリオン盤の黒澤作品がリージョン・フリーだといきなりクレームをつけてリージョン・コード入りにして日本では見られないようにしてしまうのだから、まさに極悪としか言いようがない。東宝や東映の言い分は「市場が広がって黒字になる見込みが立てば」ということだが、自分らの力で市場を大きくしようって志がないのかね。ほかならぬ日本のマーケットの開拓を外資のソフト会社に頼って、美味しいとこだけつまみ食いしようなんて、恥ずかしいと思わないんだろうか。

 DVDといえばマライア・キャリーが渋谷のHMVで映画のDVDを大量購入(28本)したらしいが、テレビで見ていたら日本盤ばかりだった。リージョン・コードの関係で日本盤はそのままではアメリカで見ることができないわけだが、マライア嬢がそんなことを承知で買っているとは思えないし、リージョン・フリーのプレイヤーを持っているなんてなおさら考えられない。だいたい映画のDVDならアメリカのほうがはるかにカタログが揃っているんだから、価格が高い日本で買うメリットはまったくない。つまりこのご購入は日本のホテルでのヒマ潰しのためだけに買ったのではないか、というのがぼくの推論である。そういえばお台場で買った猫も(トーキョーという名をつけたそうだ)、アメリカに持ち帰らず結局日本側スタッフが預かっているそうだ。まったくいいご身分ですなぁ。