2000年12月5日(火)

 たまには社会勉強、ということでラルク・アン・シェル、じゃないシエル東京ドーム公演を見学(爆笑……だわな、やっぱり)。ふだん自分が取材してるようなアーティストの軽く100倍は売れてる人たちのライヴ、曲がりなりにも音楽業界でメシ食ってるんだから、一度は見ておかなきゃ。残念ながら仕事ではありませんけどね。邦楽アーティストのドーム公演なんて、いつ以来だろう。なんでもスカパーで5チャンネル・マルチ・アングル中継をやったそうだ。ということは、マルチ・アングルDVDでも出るのかな。

 全国ドーム・ツアー中だそうで、東京だけで4日間。すごい。当然ながら満員。当たり前だが客は女性が圧倒的。でもアベック連れも多く、意外に男もめだつ。で、感想。

1)ショウの進行の手際があまりよくない。途中で15分ぐらい休憩が入るのだが、事前にアナウンスがなく、休憩の入り方もなんとも曖昧、中途半端で、コンサートの終わりと勘違いした子もいたほど。ショウの流れから言ってもコンサート全体の長さから言っても、あそこで休憩を入れる必然性がいまひとつ見えなかった。また、2〜3曲終わるごとに場内が暗転し1〜2分のブレイクが入り、それでまたショウの流れが中断してしまう。なんか、お客さんもいまいち爆発できず不完全燃焼のように見えたのは気のせい?

2)照明、無数のレーザー光線、ステージ後方に備えられた巨大電飾看板はすごくきれい。流される映像も凝っていたし、視覚的にはさすがにトップ・アーティストだけあってお金をかけているし、効果もあがっている。でもPAは貧弱。アリーナの結構前のほうで見たのだが、それでも音はひどい。各楽器の分離は最悪だし、ヴォーカルのメロディさえ満足に聞き取れないほど。アーティストの性格上仕方ないのかもしれないが、ドームみたいに音最悪だってわかってるとこでは、ヴィジュアル演出にかける金や手間ヒマの、せめて半分ぐらいは音響にかけて欲しいもの。ストーンズやU2を見習ってね。

3)ヴォーカル氏は全盛期のバクチク櫻井敦司ほどではないにしろ、かなりの美形で騒がれるのは当然という感じだが、ダラ〜〜とした口調で「腰振ってるかぁ〜」しか言わないMCはどうかと思った。

4)
もちろんキャーキャーと黄色い歓声が飛んでいたが、そのほとんどすべてが「ハイド〜〜」(ヴォーカル?)「ケンちゃ〜〜ん」(ギター?)で、ほかのふたりの立場は? という感じ(名前知らないけど)。

5)
ぼくがいたのはアリーナ正面、やや前方の関係者用の席(おそらくマスコミが大半)だったが、結構空席も目立ったうえに、始まると同時に寝入る人も続出。途中の休憩で半分ぐらいの人が帰ってしまい、最後までいたのは一握り。そんなものなのかなぁ。

 以上。意外に退屈せず見られたが、音楽的には残念ながら何の感興もなし。つうか、音が悪すぎて、あれで評価するのもどうかと思った。曲を事前に知っていればちがったかも。


 つうことで、帰りは新宿麺や阿闍梨で阿闍梨味噌らーめんを一人寂しく食し、帰宅。

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