2000年12月25日(月)

 いよいよ20世紀最後の週の始まり。しかし体調は相変わらず悪く、げんなり。食欲も湧かない。

 青山一丁目のエピックでRIZEの取材。例の「言ってたんだ、オレの親父が〜」でお馴染み、チャーの息子のバンドである。20歳と19歳。もうひとりのメンバーはAJICOのベーシストも兼任する35歳の女性である。ヴォーカル&ギターとドラムスはオレの半分以下のトシのガキんちょだが、その割に態度も喋ることも大人びている。音のほうも若くてキャリアがない割に妙にまとまっていて完成度が高い。まぁ歌詞は年齢なりで、ぼくには少し幼すぎるけども、わかりやすいのはいい。歌詞の人生訓じみたストレートさも含めいかにもドラゴン・アッシュ以降という感じだ。事前にはタメ口バシバシの小生意気なガキを想像していたが、意外に礼儀正しくソツがない。よく喋る子たちだったので、インタビューとしてはまぁ成功だったほうだろう。

 夜は渋谷のクラブ・エイジアでリップ・スライム。ラッパー4人、DJ1人計5人のヒップホップ・グループ(全員20代半ば)で、若い女の子向けのパーティー・チューンをやるが、40歳過ぎのオヤジにも十分楽しめるほどエンタテイメント性は高い。4人のラッパーのアンサンブルやコンビネーションもきちんと考えられているし、ダンスもちゃんと振り付けがなされているから安心して見ていられる。さまざまなアトラクションも楽しく、客の気をそらさないMCも巧みだし、なによりポップでキャッチーな楽曲が素晴らしい。なんだか手放しの絶賛になっているが、ほんとに良かったのだ。クラブ・エイジアだから動員は大したことないが、しかしソールド・アウトである。まだインディーズだけど、1年後ぐらいには赤坂ブリッツぐらい満員にしてしまいそうな勢いがある。これといってカッコいいメンバーがいないのが惜しいが、全員愛嬌があって可愛いし、技術も6年のキャリアだけあって意外にちゃんとしている。きっと人気が出るだろう。ぼくの印象は「ヒップホップ版チェッカーズ」である。レコード聴いてインタビューやった時点ではこれほどいいライヴをやるとは思わなかった。今年のビッゲスト・ディスカヴァリーかな。

 あまりの気分の良さに、帰宅予定を変更し友だちを誘って食事。深夜に帰ったら山のような原稿催促の電話が(泣)。朝8時までかかって原稿。