2000年11月21日(火)

 粛々と原稿執筆。肩痛、おさまらず。

 書き忘れていたけど、『エレキング』がいま出ている号で休刊になるらしい。立ち読みでパラパラとめくっただけだけど、やはり経済的事情が大きいようである。ここ数号の編集方針にも迷いが感じられたし、それが部数にも反映されたのかもしれない。ぼくも1回執筆したことがあるけど、こういう志の高い雑誌がなくなるのは残念である。『WIRE』の大成功や『エレクトラグライド』チケット売り切れの盛況とのギャップは、一体何なんだろうね。
 ところで同誌休刊号の編集長の野田努さんの文に「小野島大さんに、エレキングは敗北した、と書かれた」とある。これはミュージックマガジン11月号の、ぼくとマガジン高橋さん、コレクターズ寺田さんの座談会に於けるぼくの発言を指している。だから正確に言えば「書いた」んではなくて「言った」んだけど、まぁそれはいいとして、断っておきたいのは、この発言のタイミングである。野田さんの書き方では、まるでぼくが同誌の休刊を知って追い打ちをかけるようにこの発言をしたようにとれるが、この座談会のときは(9月28日)、全然そんな話は知らなかったのである(知ったのはつい最近、休刊号が出てから)。もちろん休刊するかも、などという予測があったわけでもなく、ただ同誌29号の野田さん、渡辺健吾さん、三田格さんの座談会での発言をみて、「エレキング」的な方法論が敗北したことを彼ら自身が認めたということなのだな、と思い、そのように発言したというだけのことで、他意はない。「それみたことか、休刊したんだからお前らの負けだ」なんて結果論で人を批判するようなことはしません。