2000年10月3日(火)

 業務のためオフ・スプリングのアルバムをひたすら聴く一日。ポップなロックンロールだが、それだけにとどまらない広がりを、アルバムを追うごとに獲得しているのがわかる。

 岡村詩野さんと『クッキー・シーン』誌編集部が監修した『US INDIE POP MAP』(ブルース・インターアクションズ刊)を送ってもらったので、パラパラと眺めてみる。アメリカ各地のインディー・ポップを地域毎、都市毎に区切ったレコード・ガイドで、個々のアーティスト毎のレコードの選択とか(ディービーズのベストはどう考えたってファーストでしょう)に文句がないわけではないし、インディー・「ポップ」とか言いながらミニストリーやデッド・ケネディーズやブラック・フラッグやジャームズやフリッパーやアンセインまで入っているのに、ジョン・ゾーンの周辺や、80年代後半以降のハードコア/ヘヴィ/ラウド系が一切オミットされてるのは、ちょっと不可解。だが、基本的には労作と言っていいだろう。資料的にも役に立つし。数年前ぼくもアイディアを出した『アメリカ最強のロック』という同工のディスク・ガイドがあったが、シロウト丸出しの編集のおかげでさっぱりだった同書より、はるかによくできている。