2000年10月16日(月)

 新宿で友だちと飲んでいたら呼び出しがかかり、高円寺へ。ソニー・マガジンズuvのヤグマさんやキューン・レコードのカギオさん、ライターの中村さんらと会食。と言ってもそれまで結構飲んでいたので、後半は寝てしまった。最近いろいろあって寝不足気味なので、こういうことが多い。なんだかトシを感じるこのごろである。

 昨日の神戸新空港問題の件は、すでに工事は着工されてしまってるようで、当然反対運動も一段落、ということらしい。また『東京ペログリ日記』は連載再開されるとのこと。タイトルは『長野ペログリ日記』になるんだろうか?楽しみだなぁ。

 15日の深夜から、CSの日本映画専門チャンネルで神代辰巳の名作『青春の蹉跌』を放映するというので楽しみにしていたのだが、放映されたシロモノを見てびっくり。ぼくは以前別のテレビ局で放映していたものをダビングしたビデオを何度も見返しているからわかったのだが、各シークエンスの順番がめちゃくちゃになっていて、まるでフィルムを使ったカットアップ・コラージュみたいになっていた。たとえば、桃井かおりの妊娠が発覚するシーンが出てくる前に、萩原健一と「堕ろす、堕ろさない」と押し問答するシーンが入っていたり、壇ふみと桃井かおりが銀座の歩行者天国ではちあわせするシーンが出てくる前に壇ふみが「あの歩行者天国で会った人は……」うんぬんというセリフを吐いたり、萩原健一が司法試験に合格したと報告されるシーンのあとに、試験場の萩原のシーンや、二次試験に不合格で田舎に帰る森本レオのシーンが出てきたり、といった具合。
 朝になって日本映画専門チャンネルに電話したら、担当者は全然事態を把握していない様子。わずか一ヶ月500円の視聴料金とは言え、そのために加入したんだから、こんなシロモノでは納得できない。調査のうえ回答をお願いしていたら、翌日編成担当の人が、確かに上映作品や市販ビデオとはまるでちがう内容のものになっていることを確認したので、正しい内容の映像の提供を東宝に依頼したこと、それが到着次第、ただちに差し替えて放映することなどを、お詫びとともに電話してきた。へたすりゃ黙殺されるかも、と危惧していただけに、誠実な対応に感謝。まぁ企業広告なんかじゃなく視聴者からの視聴料金で経営しているチャンネルだから当然だけど。
 日本映画専門チャンネルは、東宝から提供された素材をそのまま流しているだけだから、彼らに事前のチェックを怠った責任はあるものの、そんな素材を渡した東宝の責任も重大だ。それにしてもなんでそんなことになっちゃったのかな。フィルムもしくはビデオ素材を、貸し出し用に変換するさいのトラブルか。日本映画専門チャンネルの人は、原因を究明するつもりと言っていたが、東宝側の管理態勢の欠陥ではないのか。この調子だと同様な例はほかにもあるのかもしれない。今回はたまたまよく知ってる作品だったからわかったけれども、未見のものや学生時代に一回見ただけ、というような作品だったら「なんか前衛的な作品だな」とか思うぐらいで(笑)わからなかったかもしれない。