23日(木)

 『危険な関係』最終回。物語のつじつまあわせや合理的な説明を全部すっ飛ばして単なるファンタジーにしてしまったラストは議論百出だが、やはりあれはフェアな終わり方ではない。どうみてもスペシャル版制作を前提とした作りで、無意味なイメージ・ショットや思わせぶりな演技・演出が続いてうんざりした。あまり視聴者をナメるんじゃない。物語そのものも、途中まではピンと張りつめた緊張感があり、特に豊川悦司と床嶋佳子の絡みは感動的だったが、大根・藤原紀香が絡んでくるラスト2話で見事に破綻してしまった。採点=7

 ほかのドラマについて簡単に。

『OUT』……最後まで飯島直子の存在意義を明確にできなかった。柄本明の役所も、あれじゃただの変態ストーカー。曖昧なラストも最悪。やっぱりテレビじゃ無理だったか。採点=4
『砂の上の恋人たち』……これも腰砕け。脚本がひどいし、本上まなみの演技も最悪もいいとこ。採点=4
『チープ・ラブ』……途中まではまぁまぁ見れたけど、これもラストがひどい。反町が殺されるのはいいとしても、殺され方がかっこ悪すぎ。わざわざローソクに火ともして血文字で「愛してる」だって? 死にかけてるのにナニやってんだか。大笑い。採点=6
『美しい人』……これが今回のベスト。最終回も納得いく終わり方だった。野島伸司ものにしては珍しくダレも死ななかったし(笑)。結局このドラマの主役は大沢たかおだったことが最終回で明らかになったわけだが、田村正和と常磐貴子の絡みも、納得いく決着の付け方だった。セリフが詩的で美しく、とても洗練されていた。やはり野島伸司はいいドラマを書く。採点=9

 ちなみに『氷の世界』は途中でリタイアしたので採点不能。