27日(土)
寒い、寒い。もう冬ですね。夜の犬の散歩は、コートなしには少々つらくなってきた。
さて、久々にこの秋はドラマづいていますが、今回は折り返し点に差しかかったところでの評価をひとつ。数字は10点満点の採点。
- 「氷の世界」(CX系・月21時)……「眠れる森」の野沢尚脚本のミステリだが、とにかく展開がかったるい。視聴者を惑わせようといろんな思わせぶりな仕掛けを設置するが、どれもが空振り気味。役者も全然ダメです。松嶋菜々子にはミステリアスさが全然ないし、竹野内もただカッコつけてるだけで、振り回される男の情けなさが全然出ていない。存在感があるのは仲村トオルと、その妻役の中嶋朋子(あの痩せ方は病的)ぐらい。ちなみにこないだの回は留守録したが見ていない。もうそろそろ見るのやめようかと思う。点数=4(ちなみに『眠れる森』は7点ぐらい)
- 『OUT』(CX系・火21時)……桐野夏生原作のドラマ化。主人公(田中美佐子)のイメージがかなり異なるので戸惑うが(原作ではもっとクールな感じ。浅野温子とか)、テレビドラマとしてはまぁまぁ良くできてると思う。田中美佐子がうまい。どういう終わり方にするのか楽しみ。福山雅治の主題歌がドラマの内容とまるであわない。点数=7
- 『砂の上の恋人たち』(CX系・火10時)……TOKIOの長瀬と本上まなみの悲恋もの。ほとんど期待せずに見たが、出来はまぁまぁ。奥菜恵がめちゃ性格の悪い娘を演じていて、いや〜〜な気分にさせてくれる。本上まなみははっきり言って大根ですが、まぁある種の雰囲気は感じさせる。本上まなみの運転するバギーが長瀬の恋人の管野美穂をはねて殺したという設定だが、奥菜がバギーに細工したという可能性がありそう。ACOの主題歌が雰囲気にあっている。点数=6
- 『危険な関係』(CX系・木10時)……豊川悦司=藤原紀香のサスペンス。『太陽がいっぱい』と同じ設定のドラマだが、これはかなりおもしろい。かなり現実離れしたお話で(殺した死体を自転車に乗せて埋めにくとことか)、脚本も穴だらけだが、一種のファンタジー、寓話として見れば見応えはある。いままでのところ、トヨエツの演技力が圧倒的で、殺される篠原涼子もつられて見せ場を作ったが、藤原はいまいち存在感が薄い。後半は彼女のがんばりにかかっている。しかし稲垣吾郎は完全なミスキャスト。どうみても藤原の弟にしかみえん。本当はキムタクをキャスティングしたかったんだろうけど。それにしてもなぜユーリズミクス(のカヴァー)なのか? 点数=8
- 『チープ・ラブ』(TBS系・金9時)……今クールのドラマはミステリ仕立てが多いが、これはごくオーソドックスなテレビドラマ。反町隆史がキャバクラのスカウトマンに扮するラヴコメディである。チンピラ不良とお嬢様の恋、というジェームス・ディーンか赤木圭一郎かという古くさい設定+『傷だらけの天使』ふう疑似ホモ関係という、オリジナリティ皆無のドラマだが、肩の力の抜けた、娯楽に徹した作りは悪くない。俳優もよく持ち味を出している。それにしても『砂の上の恋人たち』もそうだが、主人公の男女が会うなりいきなりセックスまでいっちゃうのが面白い。いまどきの女性にとってはセックスが愛の到達点ではなく出発点だということか。点数=7
- 『美しい人』(TBS系・金10時)……野島伸司脚本、田村正和と常磐貴子主演のサスペンス仕立ての恋愛もの。田村の演技は相変わらずクサくてワンパターン、薄幸だけど明るく元気に頑張る役しかできない(まわってこない)常磐も、マンネリ気味。救いは狂気を帯びた荒々しい暴力性で新味を出した大沢たかおの演技と、野島脚本の美しさ。ここまでは割合淡々とした展開でかったるかったが、大沢演ずる暴力夫が逃げた女房・常磐を発見して、ぐっと盛り上がってきた。野島伸司のことだから、後半はもっとえぐい展開になるだろう。大沢君はもっともっとブチ切れてほしい。それにしても野島伸司、ほんとにロリコンなんだなぁ。点数=7