2日(火)

 渋谷で話題作『シックス・センス』を見る。平日の午後2時という時間にも関わらず広い劇場は満員。確かによくできた作品と思うし、全然退屈はしなかったが、期待ほどではなかった。ホラーというよりは家族愛の映画で、離婚による家庭崩壊、幼児虐待、差別など、アメリカを覆っている社会問題や病理をサスペンス仕立ての筋立てに巧みに生かしてみせる。映画全体にピンと張りつめた緊張感はすごいし、計算しつくされた脚本、それを完璧に生かした演出技術の冴えも確か……とか書いてると絶賛の言葉しか出てこないな。「リピーターの多い映画」というが確かに、終わったあともう一度見返したくなる。伏線がいろいろあって確認事項が多いってこともあるけど、一度ラストまで見て、もう一度最初からみると全然見方が変わるからである(もしかしたら2回目の方が感動できるかも)。ただしそんなに怖くないです。怖さだけなら『黒い家』のほうがオソロシイです。これは「怖い」というより「泣く」たぐいの映画でしょう。「驚愕のラスト」って触れ込みほど驚くようなラストじゃないし。

 ダイエー工藤問題が紛糾している。今日球団側から工藤との交渉の経緯を記した文書が発表され、ダイエーのオフィシャル・ファン・サイトでは球団側の誠意のなさを糾弾する声と工藤残留を熱望する声が入り交じって、大変なことになってる。う〜〜〜ん確かに球団側のやり方はヘタクソだし、今回の一件での企業イメージのダウンは計り知れないだろうけど(おそらくものすごい数の抗議が球団事務所やダイエー本社に殺到して、あわてて声明を発表したんだろう)、どんなもんでしょうね。あまり言いたくないけどさ、結局王がキライで金が欲しいってことなんじゃないの。あまりカッコつけちゃいけないよ。