「なんだおまえは!?」 「おまえが子どもにまで暴力をふるったとき ゆるせんと決心した男だ!」
FILE#129「覆面プロレス王 タイガーマスク」(画:宮田 淳一)

少年ポピー連載/創刊号(1980.8/22号)〜1981.6/27号 ※情報協力:虎覇王さん(感謝!)
●あらすじ:
プロレスブームに湧く80年代初頭。石油王アーマン・ハッサン率いる宇宙プロレス連盟が日本プロレス界に挑戦してきた。ジャイアント馬場率いる全日本プロレスの試合に乱入した第1の刺客・宇宙仮面SFの前に突如現れた虎の覆面の男!彼は、かつて「こまどり学園」という孤児院で伊達直人の援助を受けていたという。直人の正体と志を知った彼はタイガー・マスクの2代目になる事を決意し、自ら「虎の穴」に入り修行を積んだのだ。やがてアントニオ猪木の新日本プロレスに加わり、宇宙プロレス連盟の挑戦者達を次々と倒していく。彼等は決して負ける事が許されない。負ければ石油王アーマン・ハッサンが、日本への石油の輸入を止めてしまうからだ。ある日タイガーは、富士の裾野にある秘密特訓場に猪木を連れていった。そこで初めて明かされるタイガー誕生の秘話。2人は決意も新たに闘志を燃やす。そんな彼等に強敵・青銅マッスル&死神シルバーがタッグマッチを挑んできた。日本プロレス界の名誉と日本国民の石油ルートを守る為の決戦のゴングは鳴る!死神シルバーの噛み付き攻撃や青銅マッスルの不死身の肉体に苦しめられながら1対1のタイとなった3本目。必殺技・タイガー雪崩地獄で青銅マッスルを見事KOし、猪木&タイガー組が勝利を収めた。しかし、宇宙プロレス連盟との戦いはまだ続くのだ。頑張れ!タイガーマスクニ世。
●BONはこう読む!:
本作はTVアニメ放送を前提に連載が開始され、放送中に掲載誌休刊という形で連載が終了する。ストーリー展開を追って読むと、その影響を随所に感じとる事ができた。放映前の初期数回は、正体不明の二世が宇宙プロレス連盟の刺客達と戦うヒーロー性を読書に印象付ける。そして放送開始後は、二世の素顔である亜久竜夫を登場させ、アニメとのリンクを図っている。以降、本作がアニメ版のコミカライズの役割も伴う為か、タイガーピラミッダーや覆面レスラー世界チャンピオンベルトにまつわるエピソードが語られる。だが、最後の2話分でそれを収めるのには、些か唐突で付け足しの感がある。最後の対決を盛り上げるオリジナルエピソードで締めくくって欲しかった。

●単行本:
少年画報社刊/ヒットコミックス全2巻
講談社刊/KCコミックス全4巻(第1.2巻収録分)
講談社刊/講談社漫画文庫全2巻(第1巻収録分)
※上記タイトルは全て「タイガーマスク二世」
●その他:
※その後「覆面王タイガー・マスク」→「タイガーマスクII世」→「タイガーマスク二世」と改題。
※TVアニメ化1981.4.20〜1982.1.18(全33回)