「くだけてかえらぬ鉄砲玉…一匹狼の天才空手児 大神達矢の運命はここに決定した!!」

FILE#95「世界ケンカ旅行 空手戦争」(画:守谷 哲己)



月刊少年マガジン連載/1974年11月号〜1979年12月号

●あらすじ:
空手界の異端児、大神達矢は香港の映画スター暴行事件によって日本空手界を追放される。新たなる新天地を求め世界の格闘技を相手に戦いを挑み、勝利する。ある日訪れたアメリカで行われた「格闘技オリンピック」に参加した達矢は準決勝でドイツのプロ空手家を、激闘の末死亡させてしまう。残された家族の為に多額のお金を渡すためにライオンと戦い倒すのだが、断末魔の爪で失明してしまう。失意の果てに暗黒街の用心棒にまで落ちぶ達矢だが、命がけで日系1世の老人を救った事で再び目が見えるようになる。人の情けや魂に触れたことで肉体の目だけでなく心の目を開いた彼は空手道を再び歩き始めた。世界大会への参加、そこで知り合ったミスター闇空手・桜木豪介が日本の空手界に殴り込みをかけると知った達矢も帰国。これに日本空手協会の思枠が絡み合い桜木・そして不破狂三らと挑戦し撃ち破る。やがて極限流実践空手道場を開く。しかし内弟子の乾三郎が以前在籍していた昇龍館との諍いで日空協と全面戦争となった。先手必勝とばかりに日空協の黒幕・政治家の相馬伴嶽を失脚させる作戦を見事成功させる。警察の追っ手から逃れブラジル行きの貨物船で乾と二人で日本脱出を図る達矢は再び世界ケンカ旅行へと旅立った。

●BONはこう読む!:
一連の梶原作品と比べて前半(世界の格闘技との死闘)より後半から終盤にかけての展開の方が面白かった。自分を海外へ追放した敵・相馬伴嶽を忘れる事なく最終回で登場させるのも作品の締めくくりとしても成功したのではないか?

●単行本:
講談社刊/KCコミックス全11巻
講談社刊/KCスペシャル全6巻
松文館刊/別冊エースファイブコミックスス 全1巻(未完?刊行中止?)

●その他:※映画化「カラテ大戦争」(漫画との関連は薄い)
     ※原作に大山倍達氏の名前もクレジット。