「あれがほんもののカネやん! おれのカネやんだ…!!」
FILE#88「おれとカネやん」(画:古城 武司)
週刊少年キング連載/1973年23号〜1975年52号迄 ※資料協力:梶バカさん(感謝!)
●あらすじ:
球界のエース、後に400勝という前人未到の記録を打ち建てた男・金田正一。彼をひたすらに尊敬し、いつか彼の下でプレーをしたいと願う一人の男の子がいた。名を勝三四郎、かの長島茂雄(現:巨人軍監督)が公式戦デビューに金田相手に4打席4三振に仕留められた日に誕生した子供であった。昔、金田の父が土方仕事の先輩だった事から金田ファンの父・勝大吉と二人きりのキャッチボールから始まった野球人生、三四郎は子供離れの速球を投げるがコントロールがメチャクチャで一向に成長の様子を見せない。落ち込む彼を救ったのが偶然手に入れた「金田正一物語」だ。金田もまた自分と同じノーコンだったと知るや再び野球への意欲を燃やす。やがて草野球チーム「下町スターズ」に入りコントロールを身につけるや、区大会で大活躍!惜しくも決勝戦には敗れるがその中で、のちにロッテに入る山崎裕之やライバル大山大五郎との死闘の数々が三四郎に野球の厳しさ・奥の深さを教えた。数日後、区大会での活躍は三四郎の通う墨田小学校野球部にも知れわたり、メンバーから頼まれて入部することを決める。勝三四郎は更なる野球人生にそして金田に向かって長い道のりを歩き始めたのだった。
※2巻以降の詳しい展開は 「あの作品を追え!」で紹介中!
●BONはこう読む!:
1・2巻を読む限りでは、主人公はまだ幼いのでストーリー展開に起伏がなく、むしろ所々出てくる金田正一氏のエピソードの方が面白い。それと、この作品は「巨人の星」の2番煎じと言われるが(確かにそうなんだけど)2巻終了時点での主人公の成長を比べると勝三四郎は11才・星飛雄馬は16才、この違いに原作者の作品に対する入れ込みが、私には見えるような気がするのだが…。結果的に金田ロッテが巨人の様に常勝チーム足りえなかった事が、後半のストーリー展開(未単行本化、無念。)を多少駆け足にならざる負えなかったのは残念だった。
●単行本:
少年画報社刊:ヒットコミックス 全2巻(未完)※単行本収録は1973.42号まで
マンガショップ刊:マンガショップシリーズ 全8巻 【完全版】
●その他:
※昭和44年に巨人を引退後、その独特なキャラクターでマスコミ界でも人気のあった金田が監督になった事は当時大きな話題となった。
※当時の金田ロッテの強さ・面白さをマンガチックに味わいたいなら超人野球漫画「アストロ球団」(原作:遠崎史朗 漫画:中島徳博 週刊少年ジャンプ連載/1972〜1976)の前半部で読めるぞ!昨年(1999)復刻版が発売されたので是非!
悪童の章/1973.23〜?号
熱球の章/1973.?〜52号
死闘の章/1973.53〜1974.10号
甲子園の章/1974.11〜47号
ロッテ入団の章/1974.48〜1975.11号
男の戦場の章/1975.12〜52号