「“サッカーは人生の鏡である…”“そこには人生のすべてがうつる とくに男にとって必要なすべてが…”」

FILE#60「赤き血のイレブン」(画:園田 光慶・深大路 昇介)



週刊少年キング連載/1970.2号〜1971.21号迄

●あらすじ:
埼玉県のはずれに新設された新生高校。そこに集められた互いに見知らぬ学生達に、「サッカ−」を通じて友情とチ−ムワ−クを教える野心に燃える男・松木天平が赴任する。彼は元全日本チームで「ゴ−ルの猛虎」と呼ばれていた。サッカ−部設立を呼び掛ける松木の声に背を向ける生徒がいた。玉井真吾だ。松木への反発心から第2サッカ−部を作り勝負を挑むが、敗れてしまう。松木の態度に改めてサッカ−に惚れ込んだ真吾は、己れの赤き血をこのスポ−ツで燃やすことを誓う。松木の厳しい指導の下、新生イレブンの結束は固まり、サッカ−部解散の危機も乗り越えた。そして県大会、数々の強豪チ−ムを打ち敗り見事国体へ出場を果たす。しかし、突如明かされた出生の秘密に真吾は激しいショックを受ける。だが、亡き実の父の悲願を果たそうと不屈の闘志で優勝を勝ち取る。その後新生イレブンは、高校選手権、全日本の栄冠も手にして名実ともにNo.1の座に付いた。使命を果たした松木は新たな目標に、日本初のプロ・サッカーチ−ムの結成を目指す。もちろん真吾もそのメンバ−に加わることを決める。新たなサッカ−人生に向かって真吾は今、高々とボ−ルを蹴り挙げた!
     

●BONはこう読む!:
「テレビアニメにもなってるから」と、期待して読むと大変な目にあうこと受け合いの一作。次第にいい加減になっていくコマ割り・背景・絵、そして突然の漫画家の交替が原作の面白さを半減、いやそれ以下に陥れている。漫画家との相性の差が、いかに作品に影響を及ぼすのかを知るテキストと思って一読されたし。(これに比べたら「ゴッド・ア−ム(画・桑田次郎)」の方がまだまし!)余談だが、本編に幾度となく使われる「〜だぜセニョ−ル」はケ−シ−高峰が生んだ当時の流行語の一つである。まぁ別に知らなくてもいいぜセニョ−ル!

●単行本:
少年画報社刊/ヒットコミックス全6巻
廣済堂刊/廣済堂コミックス全5巻
少年画報社刊/ヤングキングコミックス全6巻

●その他:TV化(アニメ)