「人生はいつも航海と おなじだとおもっている さまざまなあらしがおそってくる… なかにはどんなにつらいことでも なみだをのんで決断し やらなければならないことがある…そのつらさきびしさにたえ のりこえながら 人間は強くたくましく成長していくものだとおもう…」
FILE#27「キングコング」(画:一峰 大二)

少年マガジン連載/1967年11号〜41号 ※資料協力:udara&kudaraさん(感謝!)
●あらすじ:
旅行中に自家用飛行機の故障で南海の魔境・モンド島に不時着した、生物学者のボンド博士と子供達。彼らがそこで見たものは、部落に住む土人達が森の大魔神と恐れられるキングコングだった。白人ゆえに彼らを襲うコングだが、ボビー少年の勇気ある行動により2人の間に友情が芽生えるのであった。一方、島には狂気の科学者・ドクターフ−がコングに興味を持ち、生け捕り作戦を展開するが次々に失敗する。一旦ニューヨークへ戻ったボンド親子は、友人のホーン船長の協力でコングを島から運ぼうとする。フ−の策略をかわしものの、突然の嵐に巻き込まれ船が沈没の危機に陥った。船を救う為にボビーは、コングを運ぶボートの綱を断ち切った!荒れ狂う海にその姿は消えていった…。しかしコングは生きていた!ニューヨークに現われ、自分を裏切ったボビーへの憎しみからフ−に協力して街を襲うが、誤解は解け2人の友情は再び深まる。生け捕りを諦めたフ−はコングを殺す事を決意し、子供達を人質に最後の勝負を挑む。世界の王者の力はフ−の科学兵器を見事粉砕。だが、コングの命がけの戦いに感謝するものはいなかった…。結局生まれ故郷のモンド島へ帰されたコング。港に一人立つボビーは、将来立派な学者となって再び会いにいく決意を秘め、親友コングの名を叫ぶのだった…。
●BONはこう読む!:
連載に併せて放送されたアニメ作品のストーリーを失念(唄は憶えているのだが…♪ウッホ、ウホウホ、ウッホッホ〜♪ってやつね。)した為に、梶原原作のオリジナルが何処迄なのか分からない。おそらくは人物設定位で話は全て梶原氏によるものなのだろう。コングとボビー少年との心の交流。文明社会に迷い込んだ異形の巨獣に対する人間達のエゴ(ニューヨークの街に佇むコングの姿は名シーンだと思う)。セリフや展開の随所に一騎イズム溢れる佳作だろう。
●単行本:未刊行
※連載雑誌から自主制作された同人誌版(全2巻)がある。
●その他:
※TVアニメのコミカライズ